AOiスクールメソッド
他者を信頼できるものと知り、自ら他者と関わりを持てるようにする
こどもに限らず、大人も含め、他者を信頼できるものと捉えることで、社会との繋がりを構築することを目指しAOiスクールでは生徒が自分のできる形で集団や場所に所属し意欲を持ってそれらに参加ができるようにサポートします。
具体例:
教室に通う、他の生徒と一緒に動画を観る、ゲームをする、スタッフと話す
②自分も他者も尊重する
自分のやりたいことも他者のやりたいことも、最大限尊重する
まずは、自分の考えていることを他者に伝えることを大切に、他者の考えを聞き、自分との間に違いがあることを認識してお互いの見解を尊重し合い、自分のやりたいことも他者のやりたいことも最大限達成できる方法を探し続けられる状態を目指します。
具体例:
他の生徒との遊びの種類をみんなで決める、架空の特急列車を架空のターゲットを決めてみんなで考える
③手段の獲得
自分の好きなこと、やりたいことをもっと突き詰めていくためにはどうすればよいのか、その意欲をスタッフが捉え、それぞれに必要な学習の支援や学びのロードマップを描けるようサポートしていきます。
具体例:
将来の夢や仕事に就くためにどうすればよいか、そのためにいま何をすればよいかを一緒に考える
小田急電鉄 運転士。29歳。
高校生のころ、週1日ほど欠席する「プチ不登校」でした。
小学生から高校を卒業するまで、鉄道好きがコンプレックスで、自分のやりたいことに嘘をついて、「小田急」が好きなことを、ひた隠しにして生きてきました。
でも、心の底からやりたいと思わないことには身が入らないもの。
大学受験がうまくいかなかったあと、浪人をきっかけに、
それまでひた隠しにしてきた「小田急で働きたい」という夢と
真剣に向き合いました。
運転士としてロマンスカーにも乗務し、夢をかなえた今、
こどもたちの好きを応援したい!という思いで、
この事業に取り組んでいます。
「かわいい子には旅させよ」そんな言葉があるけれど、これこそ真理だと私は思う。多様な人々、価値観と触れる経験ができる旅は、人を間違いなく成長させる。私もたくさんの旅をしてきたからよくわかる。不登校という旅は、ちょっと険しい旅かもしれない。用意されたパッケージツアー(学校)と違って、自分で道を開拓していくからだ。でもその分「自分で考える」という最強の武器もゲットできちゃったりする。小田急が始めるフリースクール。ここには「電車」という、旅には欠かせないツールのプロであり「不登校」という「旅」の経験者の運転士さんがいる。なんて心強い旅の友だろうか。Aoiスクールでどんな旅をみんなが見つけるのか。ワクワクでいっぱいだ。
プラスの感情だったり、マイナスの感情だったり。
共有したいな!ってワクワク感だったり、向き合いたくもないな…ってしんどさだったり。
日々感じている感情の1つ1つ、特にマイナスだと感じている感情を大切にしていくことって、いざやってみようと思うと、思ったよりも難しくて。
でも、こうした1つ1つの感情に気がつき、大切に大切に感じきることができた時、きっとその感情の裏にある、「人生の中で本当に大切にしたいな」って思える、「温かな欲求」に気が付くことができるなと感じています。…子ども達も、そして僕たち大人自身も。
「〜しなければならない」「こう在らなければならない」
きっと、そう感じてしまう瞬間もあるけれど、そんな瞬間も確かにあるものとして大切にしながら、自身の感情・欲求を大切にする日々を、子どもたちと一緒に過ごしていく。
こんな日々の中でこそ、自身の欲求に基づいた「自由」を大切にしながら、他者の「自由」をも大切する「自由の相互承認の感度」を育むことができる、教育の本質を体現しているとも言える空間・関係性が、フリースクール内で広がっていくと感じています。
今や未来に求められている教育を、ここ「AOIスクール」で一緒に届けていく仲間で在れることに、僕自身とっても喜びを感じています。
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